Serifpresso Studio Start Guide
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はじめに
Serifpresso Studio は、ワールドに置いて使えるカプセル式のドリンクマシンです。カプセルを挿してレバーをインタラクトすると1杯が仕上がり、カップは持ち歩いて飲めます。付属のドリンクのほか、オリジナルのドリンクも作れます。
まずは初期状態のまま設置して、1杯淹れられることを確認してから改変を進めてください。改変やライトベイクの前には、Sceneのバックアップを取っておくと安心です。
【つまづきやすいポイント】
- 置いたら「シーンに適用」 — マシンやカップを置いたとき、ドリンクを編集したときは、ウィザードの「シーンに適用」を一度押します。
- マシンに Static を付けない — ワールド全体の Static 一括ON をすると、カプセルや飲み物が真っ黒になります。
- VRCPickup の「Upgrade」を押さない — 持ち方が変わってしまいます。
Standard と Full の違い
本商品には2つのエディションがあります。機能・仕組み・ギミックの中身はまったく同じで、違いは同梱されるコンテンツ(ドリンクの数と什器・カップのバリエーション)だけです。本ガイドの手順は、どちらのエディションでもそのまま当てはまります。
| Standard STD | Full FULL | |
|---|---|---|
| プリセットのドリンク | 6種 Original Blend/Café Latte/Cappuccino/Einspänner/Orange Tea/Butterfly Pea |
12種 左の6種 + Matcha Latte/Strawberry Milk/Royal Milk Tea/Spiced Berry/Mallow Blue/Starry Night |
| マシン本体 | ベース(1色) | ベース + SE Black / SE White の特別外装2色 |
| 什器 | — | チラー(冷蔵ショーケース)3種+ トレイ |
| カップ | ホット用マグ/アイス用タンブラー | 左に加えて 陶器カップ3色(White / Navy / Greige) |
| オリジナルドリンクの作成 | 両エディションとも制限なく利用できます(ウィザード・Webカスタマイザーとも同じ) | |
Standard から Full への差額アップグレードは提供していません。あらかじめご了承ください。
なお、ドリンクの種類はエディションに縛られません。Standardでもウィザードやブラウザで自由にドリンクを作って増やせます(→ ドリンク・ウィザード)。
動作環境
本商品は、以下の環境での使用を前提として制作されています。
- Unity: 2022.3.22f1(VRChatが指定する現行バージョン)
- SDK: VRChat Worlds SDK(UdonSharpはSDKに同梱されています)
動作確認: Worlds SDK 3.10.4 - 対応プラットフォーム: PC専用
前提アセットはありません。本商品は VRChat Worlds SDK だけで動作します。追加のシェーダーやギミック用アセットを別途導入する必要はありません(同梱シェーダーもすべて自前のものです)。
Quest / Android には対応していません。クロスプラットフォームのワールドで使う場合、Android/iOS側から自動で除外・非表示にはなりません。非Windows向けのビルドでは、ご自身でプレハブを除外してください(この構成はサポート対象外です)。
既存のワールドプロジェクトへ後から追加することもできます。専用のプロジェクトを新規に作る必要はありません。
サポートについて
⚠ お問い合わせの前に
不具合・疑問の多くは FAQ・トラブルシューティング と 設置のルールと仕様 で解決できます。お手数ですが、お問い合わせの前にまず一度ご確認ください。
サポートの範囲
本商品は「置いて、好きなドリンクを作って楽しむ」ところまでを製品として作り込んでいます。そのために用意した機能の範囲でうまくいかないときは、遠慮なくお問い合わせください。
| サポート対象 | 対象外(ご自身の改変の領域) |
|---|---|
|
・パッケージのインポートと設置 ・「シーンに適用」など Serifメニューの各機能 ・ドリンク・ウィザード/Webカスタマイザーでのドリンク作成 ・付属プリセットの取り込み・復元 ・付属プレハブをそのまま置いての利用とアップロード |
・Inspectorの数値やマテリアルを変更した場合の挙動 ・プレハブの中身の作り替え、メッシュ・シェーダーの改造 ・スクリプトの改変、他アセットとの組み合わせ ・改変後に起きた不具合の切り分け |
このバッジが付いた説明は「やり方は載せますが、サポートの対象にはなりません」という意味です。 改変:サポート対象外
改変のヒントとしてご活用いただけますが、変更後の挙動についてのご質問には原則お答えできません。試す前にバックアップを取ることをおすすめします。
改変そのものは自由です(→ 利用規約)。ただ、改変後の状態は環境ごとに異なり、こちらで再現できないため、対象外とさせていただいています。
不具合をご報告いただくときのお願い
本商品には、状態を自動で点検する仕組みが入っています。お問い合わせの際に、Unityメニューの Serif > Serifpresso Studio > 検査係の自己テスト と 状態ハーネス試験 を実行し、Consoleに出た結果を添えていただけると、原因の切り分けが早くなります。どちらもシーンの中身には一切触れません(→ Serifメニューの全項目)。
あわせて、Unityのバージョン・SDKのバージョン・エディション(Standard / Full)・症状が出るまでの操作をお知らせください。
お問い合わせ先
BOOTHの商品ページのメッセージからお願いします。
💡 Unityの一般的な操作や改変まわりの疑問は、ChatGPTなどのAIに聞くと手っ取り早く解決することも多いです。よければ気軽に頼ってみてください。
導入から設置まで
この章では、本商品をあなたのワールドに設置し、動く状態にするまでを順番に説明します。作業は7ステップです。
【初心者のかたへ】
このガイドは、VCC(VRChat Creator Companion)でワールドまたはアバターをアップロードしたことがある方に目線を合わせて説明しています。VCC自体が初めてのかたは、初心者向けに解説されたブログ記事やYouTube動画などを参照しながら進めることをおすすめします。
また、ワールドのアップロードには New User 以上の Trust Rank が必要です。
ワールドのプロジェクトを用意する
本商品はワールドに置く「もの」です。ワールドそのものではないため、設置先のワールドプロジェクトが必要になります。
- すでに制作中のワールドがある場合 — そのプロジェクトをそのまま使えます。作業前にプロジェクトまたはSceneのバックアップを取ってください。
- まず単体で試したい場合 — VCCの Create New Project から 2022 World Project を選び、新しいプロジェクトを作成してください。付属のデモシーンをそのまま開いて確認できます。
Manage Project 画面で VRChat SDK - Worlds / VRChat SDK - Base が最新であることを確認しておきましょう。
前提アセットの導入は不要です。本商品は VRChat Worlds SDK だけで動きます。先に入れておくものはありません。
本商品をインポートする
Unityでプロジェクトを開き、Assets > Import Package > Custom Package... から購入した .unitypackage を読み込みます。原則すべての項目にチェックが入ったまま Import を押してください。
- Standard版 — SerifpressoStudio_Standard_v1.0.unitypackage
- Full版 — SerifpressoStudio_Full_v1.0.unitypackage
インポート後、UdonSharp のプログラムが自動で生成されます。完了するまで少し待ってください。
✍ 初回インポート時のエラー表示について
インポート直後、Consoleに赤いエラーや黄色い警告が一時的に出ることがあります。UdonSharpのコンパイルが終わる前の一時的な表示であることが多く、コンパイル完了後にConsoleをクリアして、エラーが再発しなければ問題ありません。
それでもエラーが残る場合は、Unityを再起動するか、もう一度インポートし直してください(→ FAQ)。
マシンをシーンに置く
設置したいSceneを開き、Assets/Serif/Serifpresso_Studio/Prefabs/ の中から Serifpresso Studio をHierarchyまたはSceneビューへドラッグします。
置いたプレハブには、マシン本体だけでなくカプセルホルダー(ラック)・カップ・トレイが含まれています。
2台以上置く場合は、しっかり離してください。マシンには「カップやカプセルが自分の範囲に入ったか」を判定するゾーンがあり、これが重なると、同じカップを2台が同時に使おうとして壊れます。範囲が重なっているとアップロード前の検査で止まり、そのままではアップロードできません(→ FAQ)。
「シーンに適用」を押す(いちばん大事な操作)
メニューの Serif > Serifpresso Studio > ドリンク・ウィザード を開き、下部の 「シーンに適用(カプセル整列+チップ焼き直し)」 ボタンを押します。
このボタン1つで、次のことがまとめて行われます。
- シーンの検査と自動修正(マシン・カップ・カプセルへの番号の割り当てと参照の配線)
- ドリンクのデータをマシンへ書き込み
- ドリンクの数だけカプセルを作ってホルダーへ並べる
- カプセル前面のネームチップ(名前の焼き付け)を作り直す
完了すると「適用しました」というダイアログが出ます。ここまでで設置は完了です。
Assets/SerifpressoStudio_UserData/ が作られますが、これは正常です。チップの画像など、あなたのシーン用に生成されたファイルがここに入ります。商品のフォルダ側は書き換えません(→ ファイル構成とUserData)。
置いたら「シーンに適用」を忘れずに。
マシンやカップを追加したり動かしたり、ドリンクを編集したり、パッケージを更新したり・・・何かしら操作をしたらもう一度「シーンに適用」を押すのが確実です。押し忘れると、カプセルが並ばない・アップロード前の検査で止まるなどといったエラーが起こることがあります。
なお、適用した内容は Ctrl+Z 一回で適用前に戻せます。
Playで1杯淹れて確認する
Unityの再生ボタン(Play)を押し、ClientSim上で実際に1杯淹れてみましょう。手順はワールドでの使い方と同じです。
- ホルダーからカプセルを掴む
- マシンの投入口へ近づける(吸い付きます)
- カップをカップ受けへ近づける(吸い付きます)
- レバーをインタラクトする → 抽出が始まり、約8秒で完成
ライトベイクの前に(重要)
ワールドのライティングをベイクする場合は、ベイクの前に次の2点を必ず確認してください。ここを飛ばすと「飲み物が真っ黒になる」「色が沈む」といった見た目の事故が起きます。
① マシンに Static を付けない
ワールド制作では、ルートのオブジェクトを選んで Static を一括ONにすることがよくあります。これをやると、カプセル・液体・ガラス・氷が、ベイク後に真っ黒になります。
- マシンのプレハブ配下は Static を付けないままにしてください。
- マシンの外装(本体ボディ)だけは Static にしても問題ありません。
- すでに黒くなってしまった場合は、Static を外してもう一度ベイクすれば直ります(→ 直し方)。
② ライトプローブを置く
ベイクしたワールドでは、動くもの(アバター・持ち物・注ぎの粒)はライトプローブから光を受け取ります。プローブが無いと環境光にフォールバックし、飲み物が暗く沈んで見えることがあります。
マシンの周辺に Light Probe Group を置いて Generate Lighting を実行してください。これはSerifpresso Studioに限らず、ベイク運用のワールドでは標準的な作法です(アバターや持ち物全般に必要になります)。
ライトベイクやライトプローブの操作じたいに馴染みがない場合は、「Unity ライトプローブ 置き方」などで検索するか、ChatGPTなどのAIに聞くと早く解決できます。VRChatのワールド制作では共通して使う知識なので、覚えておくと何かと便利です。
リアルタイムライトで運用しているワールドでは、プローブが無くても問題ありません。
また、Full版のチラー(冷蔵ショーケース)の内蔵ライトは Baked です。設置しただけでは点灯せず、ワールドのライトをベイクして初めて棚の中が照らされます(未ベイクでも発光マテリアルは光って見えます)。
アップロードする
いつも通り VRChat SDK > Show Control Panel からログインし、Builder で Build & Publish を実行します。
ビルド対象が Windows(PC) になっているか確認してください。本商品はPC専用です。
アップロード時に自動で検査が走ります。番号が振られていない・マシンの判定範囲が重なっている・持ち方の設定が変更されている、といった実際に遊ぶまで気づけない事故を、ここで止めます。
エラーで止まった場合は、Consoleに具体的な原因と対象オブジェクト名が出ています。多くは Serif > Serifpresso Studio > シーンを検査して整える か、ウィザードの「シーンに適用」で解決します(→ FAQ)。
アップロードできたら、実際にワールドへ入って1杯淹れてみてください。おつかれさまでした!
ワールドでの使い方
ホルダーからカプセルを取って投入口へ、カップをカップ受けへ、あとはレバーをインタラクトするだけです。どちらも近づけると吸い付きます。約8秒で完成し、カップを持った状態で Use している間、飲むことができます。
使い終わったカプセルは自動で片付きます。抽出が終わると、使ったカプセルはホルダーの元の席へ自分で戻ります。
レバーをインタラクトしても始まらないときは、赤いランプが自分にだけ点滅します。「まだ条件がそろっていない」という合図です。カプセルとカップの両方がセットされているか、すでに誰かが抽出中でないかを確認してください。
リセットボタン
押すと待機状態に戻り、ロックされていたカップとカプセルが解放され、挿さったままのカプセルは席へ戻り、カップの中身は空になります。途中で止まってしまったときの復旧に使ってください。既定では誰でも押せます。
改変:サポート対象外 インスタンスのマスターだけに限定したい場合は、マシン本体(StudioMachineController)の Reset Master Only をONにしてください。
カップ
ホットとアイスの見え方はカップ側で決まります。同じドリンクでも、マグに注げばホット、氷入りのタンブラーに注げばアイスになります。カップを増やしたいときは Extra Cup プレハブを置いて「シーンに適用」を押してください。
使用素材・ライセンス Credits / Licenses
本商品は、前提アセットを必要としません。モデル・テクスチャ・シェーダー・効果音・プログラムは、すべてSerifが制作したものです。
同梱素材
- Zen Kaku Gothic New(Zen Fonts / SIL Open Font License 1.1)
カプセルのネームチップの描画に使用しています。ライセンス全文は Assets/Serif/Serifpresso_Studio/Font/ZenKakuGothicNew/OFL.txt に同梱しています。
利用規約 / License
本商品は VN3ライセンス Ver.1.10 に準拠した利用規約(本規約バージョン 1.0 / 2026年8月2日発行)に基づいて提供されます。許諾範囲は規約全文の1ページ目に一覧でまとまっていますので、下記のPDFをご確認ください。
特記事項
- 本データは PC(Windows)版VRChat向けのワールドギミックです。Quest等のモバイル環境には対応していません。
- 購入者ご自身が用意して本データに読み込ませた画像・文字・ドリンク設定などのデータの権利は、購入者に帰属します。権利者はこれらに対して一切の権利を主張しません。
- 本データに含まれるシェーダーおよびスクリプトを流用して、本データと同種の機能を持つギミックを制作・配布・販売することは許可しません。
- 第三者からの依頼を受けて制作するワールド(受託制作)に本データを使用する場合は、制作者と依頼主の双方が本データを購入している必要があります。
- 付属のプリセット(ドリンクデータ)そのもの、およびそれをもとに作成したデータの配布は許可しません。付属の画像(蓋ラベル・表面の絵)を含むデータについても同様です。
権利者:Serif / クレジット表記:不要です(©Serif と入れていただけると嬉しいです)
最終更新: 2026年8月30日 / 製品バージョン v1.0
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